日々のこと 感じたこと

HSP/子育て中の私の備忘録です

子供のごはん問題

こんにちは。

日中は穏やかな暖かさです。

着るものを1枚減らしても、そんなに寒くありません!

もうすぐ本当に春がやってきますね。


さてさて。


今日は子供のごはんについて、です。


私には5歳と1歳8ヶ月の娘がいます。


5歳の娘は、もっと小さい頃から、

中身はおじさん?おばさん?みたいな

食生活でした。


子どもって、カレーとか、オムライスとか、

ハンバーグとか、好きよね!と思って

作ってみても、

白いごはんはないの?やら、

カレーはごはんに乗せないでー、やら、

ケチャップ味のごはんは全然食べてくれない、やら、

肉は嫌なのよー、やら、

なんだか激しく肩透かしを食らう結果でした。


なので、いつからか、私は

「おじさん(みたいな)ごはん」を作るようになりました。

白いごはんと、おみそ汁と、肉じゃがや、切干大根煮、おひたしや、焼いたお魚やらを。


でもある時、確か、娘が4歳の頃だったと思いますが、

ごはんの進み具合が突然、がくっと遅くなりました。

そして、

「あまり食べたくないオーラ」を撒き散らしていました。


むむー。どうしよう。


それまで、娘は普通に「おじさんごはん」を食べてくれていました。

でもある時から、娘の中で、ぱたっと、何かが変わってしまったようでした。


ごはんを食べ始め、途中からおしゃべりばかりして、全然はしが進みませんでした。


口に食べ物を運んで食べさせてみたり、

ほらほらーおしゃべりばかりでごはんが止まっているよーと、声掛けしてみたり。


45分、50分、1時間…テーブルについている時間が

どんどん長くなってきました。

日に日に。


保育園から帰って来てからのおやつの量も減らしてみました。

なるべく、彼女の苦手な食べ物を減らしてみたり、できるだけの工夫もしてみました。


でも。

状況は一向によくなりませんでした。


私もだんだんとイライラしていました。


夜ごはんの後には、お風呂にも入れなくちゃいけないし、もちろん後片付けもあるし、

もう少し、がががっと、食べられないのかねー?と。


娘とのごはんタイムが、だんだんとストレスになっていました。 


うわあ、もう…

どしたらいいのさ?となっている時に、

偶然、読んだ本があります。


「ジャムつきパンとフランシス」


フランシスは、他の家族がはんじゅくたまごを美味しく食べている時、

たまごはブルンとしていて嫌い、と言って、

ジャムつきパンだけを食べました。


お母さんが晩ごはんに、こうしのカツレツとさやいんげんと、じゃがいもを作ってくれた時、

はじめてのものは嫌だと言って、

またジャムつきパンだけを食べました。


お母さんが(新しい食べ物を試させるつもりで)、お弁当にチキンサラダのサンドイッチを入れてくれた時も、

お友達のアルバートと取り替えっこをして、

またまたジャムつきパンを食べました。


(どうやら、フランシスは、

ジャムつきパンにどハマりしているのです。)


フランシスのお母さんは、すごいのです。

そんな娘の食生活に不安を持ったりしないのです。

ある意味、全然ブレないのです。


フランシスに、無理矢理たまごを食べさせようとしたり、

うしのカツレツを勧めてみたり、

アルバートとお弁当の中身を取り替えっこしたことを叱ったりしないのです。

ジャムつきパンばかりでいいのかしら…と悩んだりもしません。


そして、全くもってブレずに、

学校から帰って来たフランシスのために、

おやつにジャムつきパンを用意しておくのです。


そして、その晩のごはん。

トマトソースをかけたスパゲッティミートボール。

他の家族にはそれを取り分けるのに、

フランシスには、初めからジャムつきパンを

あげました。


とうとうフランシスは、泣き出して、

私にもスパゲッティミートボールをちょうだい!と言うのです。


それからは、やっと

他の食べ物も食べるようになったようです。


むふふ、これは、

お母さんの勝ちですね。




娘のごはんについて、軽く悩んでいるタイミングで、

このジャムつきパンとフランシス…。


ふーむ。


私は、自分の中に、

娘にこういうものを食べさせておきたい(いわゆる、安心なもの?)という固定概念があったことに

気づきました。


あとは、好きなものばかり食べさせたら、どうにかなってしまうかもしれない!という訳のわからない不安も。


でも、そこが見えたので、次の日から

「夜ごはん、何が食べられそう?何を食べたい?」と、娘に決めてもらうことにしました。


おいもだけー、という日。

ピッツァ3枚だけー、という日。

納豆ごはんだけー、という日。


最初は、私の中で、

気持ちが軽くガクガクしていました。

(栄養学的に見て、どうなの、これ!と)


でも、フランシスのお母さんを見習って、

あれこれごちゃごちゃ言わずに、

娘が所望したものだけを用意して出すようにしてみました。


娘の「食べたくないオーラ」は消えて、

自分がリクエストしたものを

ぱぱぱっと食べて、ごはんタイムが終わるようになりました。


多分、そんな食生活が、

数ヶ月続いたと思います。


それから、少しずつ、少しずつ、また

以前の「おじさんごはん」を食べてくれるようになりました。


今は毎日おじさんごはんです。



その期間を通り過ぎて思うこと。


多分、娘は、自分の食べるものは自分で選んでみたい、という欲求と、憧れがあったのでしょう。

私が用意した晩ごはんを、自動的に食べ続け、もしかしたら、

少しずつ、彼女の中に、

「自分の気分とお腹の空き具合で、食べるものを決めてみたい!」という

気持ちが膨らんでいたのかもしれません。


あとは、自分の中に、

子どもたちにはこういうものを食べさせておきたい!という勝手で一方的なこだわり、みたいなものがあったこと。


そこを見事に、娘はぶっ壊してくれました。


でも、確かに。

私も、その日その日で、あーごはんが食べたい感じ!やら、

今日はちょっと鶏肉な気分、やら、

ごはんは重いから麺類が食べたいなあ!やら、その時、その時で、きっと

私のからだが欲しているものを「食べたい」と感じていると思います。


それは、5歳の娘も然り、

1歳8ヶ月の娘も然り。


いくら、私が彼女たちの「お母さん」でも、

彼女たちのからたが何を欲しがっているのかまでは、完全にわかり切ることはできません。

それは、それぞれの娘が自分のからだに聞くことだと思いますし。


長女は、そんなふうにして、

私のくだらないこだわりやら、固定概念みたいなのを、

ぐちゃぐちゃに壊してくれます。


そして、平らになった道の上を

次女がのっしのっしと歩く、みたいな感じです。


だから、次女に関しては、

OKOK、もう何をされても平気ですからね、という感じで接することができるのです。


次女は、目下、

納豆ごはんとおみそ汁だけ、という食生活になっています。

お野菜やお魚は、イヤイヤと首を振って食べてくれません。


でも、いいのです。焦ったり、不安に感じたりも、しません。


子どもにはそういう一定の時期みたいなのがあることは、もう知っていますし、

いつかは、そこから脱して、

また前のように、お野菜やたまごやお魚やお肉を食べる時が戻って来る、というのも

わかっています。


ごはんでお悩みの方に届きますように。


読んでくださってありがとうございます。