日々のこと 感じたこと

HSP/子育て中の私の備忘録です

がんばらないと成り立たない世の中って

こんにちは。

今日もまだまだ風が冷たくて、外は冬をやっていますね。

 

おひるごはんを食べている時に、

また勝手に脳みそがぐるぐるして考えたことを、書いてみましょう。

 

日本はこれからどうなってしまうのかしら、ということ。

 

私は、10年くらい、日本から離れて外国に住んでいました。

きっと、日本は、世界のどこよりも、とっても便利な国だと思います。

郵便物がふつうにちゃんと届くし、インターネットの電波がいきなり

消えていることなんてないし、たとえ夜中の1時にお腹が空いても、

24時間営業のファミレスやら、コンビニがあって、何かしら買って食べることが

できるし、水道をひねれば、ふつうにきれいな水がでてくるし、

何かが故障しても、オペレーターなどに電話すれば、その電話がちゃんと

繋がって、何らかの対処法を教えてくれたり、修理にきてくれたり・・・・・。

 

こんなの「当り前さ」と思っていることが、

全然当たり前でなかった国に住んでいたので、

このスーパー便利で快適な環境(日本という国)を「普通」として

何も感じずに暮らすのは、ちょっと怖いなぁ、と

思います。

 

外国の人たちが、日本に観光などで来て、だいたいみんな驚きますよね。

自動販売機があって、お金を入れたらどしゃーんと飲み物が落ちてきて

(外国の自動販売機って、お金だけが吸い込まれて、飲み物が出ません、っていうこと

結構頻繁にある気がします)、電車に乗ろうと思えば、恐ろしいくらいの正確さで

電車が到着して、1,2分の遅延があったとしても、遅れて申し訳ありません、というアナウンスまで!してくれくれて。

 

今は毎日、日本で暮らしていますが、この、正確さと、便利さと、快適さ、は、

ちょっとやり過ぎだよな、って感じています。

この機械のような、正確さと、便利さと、快適さの引き換えに、

人の心はすかすかになって、やさしさが引っ込んで、イライラが増えたように感じます。

労働人口のがんばり「過ぎ」の部分を集めて集めて、

成り立っている社会じゃないの?とも思います。

 

でも、もう、これも、限界だよな、って私は思っています。

正確さと、便利さと、快適さは、もう、最高地点まで行ってしまったように思います。

あとは、下るしかないところまで、来たな、と。

 

今の20代の人たちの、仕事に対する価値観も、今の50代、60代の人たちの

それとは、違ってきています。

仕事のために生きている、というこれまでの価値観から、

ちょっとそれは、違うんじゃないの?と感じている若者たち(いいねいいね!)。

 

現に、世の中のニュースを見ていると、

運送・配達会社が、時間指定枠の変更をしたり、24時間営業をしていたファミレスが

夜間は閉めます、となったり、少しずつ、少しずつですが、

不便さ、がじわじわと広まってきていますね。働こうと思う人が減ってきていたり。

 

生活の中には、仕事の部分と、もちろん、プライベートの部分も、ちゃんと

欲しいよね、と考える人たちが増えてきていること。

 

私的には、とてもいい方向に来ているなぁと感じます。

だって、これまで、本当に、人間がロボットみたいになって、やり過ぎてきたとしか

思えないから。

朝起きて、夜は寝る、という、もともとの動物的なものから

どんどんかけ離れて、常に誰かが、どこかで起きている、電気がついている、

みたいな世界になってしまったよな、と思います。

もちろん、お医者さんなど、人の命に係わる職業の人は、

24時間体制で働く必要はあると思います。

でもそれ以外は、みんなで少しずつの不便さを受け入れて、

人間らしく生きられるようになっていったらいいのにな、と思います。

 

現に、そういう国はいっぱいありますし、私もそういう国で生活していましたし。

朝、みんな起きて、仕事へ行って、夕方帰ってきて、夜になりました、

では寝ましょう、と。夜中にお腹空いたね、でも仕方ないよ、どこも開いていないし、

明日の朝まで待とうよ、と。

私はこっちの方が、いいよね、そうだよね、って感じます。

 

私には、何ができるんだろう・・・・・。

 

とても乱暴な言い方をすると、

日本の社会にうまく溶け込めている人たち

(きっと、正確さと便利さと快適さをこよなく愛している?

この世の中に疑問を持っていない?

たとえ、感覚をなくして、ロボットみたいになっていたとしても

仕方がないよね!ってやれるんだと思います)と、

そこからこぼれ落ちている人たちがいて。

 

あーでも、もしかしたら、

ロボットみたいに働いている人たちも、そんなふうになりたくないし、

したくないのかも。

でも、止められない、ものすごい強い流れみたいなところに入っていて、

抵抗できず、そこから出ることも怖くてできない、っていうのが

大勢いるのかもしれません。

恐怖心に突き動かされて、考えずに、働き続けているのかもしれません。

 

もしくは・・・・・

この恐ろしいほどの快適さを保持し続けるために、

ついに外国人労働者がどんどん増えていくか・・・・・?

都市部ではもう、ちらほら。

 

こんなふうに、書いている私も、もちろん、日本の社会の恩恵を受けているわけで。

 

では一体私には、何ができるんだろう・・・・

 

自分の価値観で、小さくても、満足して、生きていくこと、なのでしょうか。

大切にしたいことを、ちゃんと、大切にして。

大多数からはみ出る強さも持って。がんばり過ぎずに。

 

ひとりひとりが、みんな、「やり過ぎない」を徹底したら、

もう少し人間らしい、ゆるさもある、世の中になるかもしれないな。

 

そうしたら、みんなが、今よりももう少し、

生きやすくなるのにな。

 

 

おひるごはんのカレーでこんなところまで

考えました。

おもしろいなぁ!ありがとう、カレー。