日々のこと 感じたこと

HSP/子育て中の私の備忘録です

自信がなかったり、落ち込みやすいHSPについて考えてみる

こんにちは。

白い空で、空気はもんわりと張っていますね。

台風が近づいてきているからでしょうか。

 

今朝は歯医者へ行ってきました。

 

いつも思います。

あー私、この歯医者の椅子が欲しい!と。

 

深く腰掛けて、背もたれを倒され、頭の位置も低くされ。

目の上にはタオルを載せてくれます。

椅子全体に施されたクッション?は、からだをぴたっと包んでくれるようです。

硬すぎず、柔らかすぎず(3びきのくま、みたい)。

 

そうやって、何も見えない状態で、私の周りで、

歯科助手の方が器具を用意するカチャカチャいう音、先生が近づいてくる気配、

隣から聞こえてくる話し声。

意識がぐわーーっと、自分だけ、になります。

瞑想しているみたい。自動的に。

いつも、タオルの下では、私はぼーっと、というか、うっとり、というか、

不思議な状態になっています。

 

 

さて、では、本題へ行きましょう。

 

HSPの陥りやすいところを、私なりに考えてみます。

どうして自信を持てないのかな。

どうして、時々、落ち込んでしまうのかな。

私もそうでしたから、苦しいのも知っていますし、わっと泣いたりもしました。

 

さて。

どうやって話して行ったらいいでしょう・・・。

 

あ、私(もしくは僕でも、俺でも、いいです)、HSPの気質があるわーと

自覚している方。

うーん、よっぽどのラッキーガール・ラッキーボーイでない限り、

育ててくださったご両親は、HSPとはなんぞや?HSPの気質とは?というものを

理解していない、と思います。

イメージとしては、キリンのお父さんとお母さんの元に、

キリンの外見をしたカバの赤ちゃんが来た、

みたいな感じです。

キリンのお父さんとお母さんは、キリンの赤ちゃん、と思って接し、いろいろなことを教えます。キリン的に必要なことを。

キリンの外見をしたカバの赤ちゃんは、キリン界とはこういうものなんだ、と

思って、必死についていきます。

でも、心の中では、うーむ、何かが違う・・・・・・・と感じます。

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HSP気質、とは。

心がゆらゆらしやすかったり、

小さなことが気になって、うまく乗り越えられなかったり、

人の気持ちがわかり過ぎるほどわかってしまったり、

特定の感覚が鋭敏だったり(視覚、味覚、聴覚、嗅覚などです)、

人の中にいると、どっと疲れてしまったり、

自動的に気を配り過ぎてしまうことがあったり、

大きな音や強い匂いが苦手だったり、

争い事やケンカの場面に耐えられなかったり、基本優しい心を持っていたり・・・・・

みなさんもよくご存じだと思います。

 

集団の中で、自分だけ浮いている感じがしたり、

大多数がいいね!と言っていることに

うーん、・・・いいか?と実は思ってしまっていたり。

無駄に群れたくなかったり。ひとり時間がないと崩壊しそうになったり。

嘘ついている人が透けて見えちゃったり。

 

でも基本、「善」の考えが強い気がします。

そして、心のひだが人よりも細かくて、多い、結構精密なマシーンだと思います。

 

今、なんだか生きづらい、とか、なんだか苦しくなっちゃう、と感じるHSPの人には、

以下の原因があるのではないかと思います(私見です)。

 

物心ついた頃、幼少期、子供の頃、まあそういった時期に、周りの大人たちに

「気にし過ぎだよ」「そんなことで泣かないの!」「細か過ぎだなぁ」等々

自分の素直な感覚(悲しかった、寂しかった、これが嫌だった、これが気になった等)を表明した時に、

それをそのままの状態で受け止めてもらえなくて、

むしろ、否定的な反応をされてしまった。

 

→自分が感じること、そう感じた、ということは、否定されるようなことではなくて、

もうそのままで正解だと思います。

 

もう一度言います。

感覚・感性は否定されるものであってはいけないのです。

 

 

例えば、ママがお話聞いてくれなくて、悲しかったの、と娘は時々言います。

娘は、私(ママ)が彼女のお話を聞いてくれなかったから、「悲しい」と感じた、のです。娘がそう感じた、その感性に、いいも悪いも、否定もありません。

そうかー、ごめんね、悲しかったよね、そうだよね、ママったら、

お皿なんて洗っちゃって、全然お話聞いてなかったもんねー、と全面的に

そのまま受け止めてあげます。

 

子供の頃に、悲しくて泣いた時、「もう、泣かないの!」とか、「こんなことですぐ泣くー・・・・」とか、言われていた方(でも親御さんも無意識です)。

知らず知らずのうちに、自分の感覚(悲しいと感じた)を全面に(素直に)出したら、どうやら世界(この世)ではダメなようだ、と勘違いし始めます。

そうやって、ここで生きていくためには、生き抜くためには、

自分の感性丸出しでやっていたら、どうやらダメみたいだね、と思い始めます。

これがエゴとして、ぺとっと、本来まっさらな魂にくっつきます。

(エゴには必要なエゴと不要なエゴがあると思っています。

処世術、みたいなものなのかなぁと。)

 

小さな子供にとって・・・・。

親、というのは絶対です。子供の中で、世界観のすべては、親なんです。

親がダメといったら、この世ではダメなんだー、と思ってしまうのです。

親の世界観を、子供は全力で完全コピーするのです。

 

このぺとっとくっついた後付けのエゴ(感じるままに感じたらダメだよー)に

気づかない人も、たくさんいると思います。

そういう人はHSPではありません!

 

このぺとっとくっついた後付けのエゴと、本来の自分の感性・感情との

間にギャップがあるのを感じる方、

心の中に、2つの声があって、どっちを選んだらいいのかわからなくなって、

無性に閉じこもりたくなったり、定期的に自分を見失ったりしてしまっている方、

そういった方が、自信をなくしてしまっているHSPの方たちなのかなぁと思います。

 

生んで育ててくれた両親を否定したらダメだよーって感じる方もいるかもしれません。

たまたま、お父さんやお母さん、という血縁関係があるけれど、

ぐわーっと引いて世界を見てみたら、

お父さんやお母さんも、一人の人です。

間違えたり、知らないことがあったり、何かが得意だったり、不得意だったりする、

普通の人、です。

感謝することと、考えや価値観を鵜呑みにするのは違います。

 

 

自分の感覚を丸出しにしたらダメなんだよね、と勘違いしている限り、

自信がないループを回り続けると思います。

よっし!せめて私だけは、最低限自分の感覚の味方だからね、

と自分で自分を全肯定してあげたら

きっと気づくと思います。

お腹の中からじわーんとあたたかくなります。

それが「自信を持つ」という状態です。

 

読んで下さってありがとうございます。