日々のこと 感じたこと

HSP/子育て中の私の備忘録です

危険なもの

こんばんは。

今日は久しぶりに雨が降りました。 


ずっとずっと前は、雨が嫌いだったなあ…  

巨大ドームを作ってくれたら、雨にあたらなくて過ごせるのになあ!なんて

随分と勝手なことを考えて過ごしていました。


でも今は、雨もいいや!と思えます。

晴れる日があって、雨の日もあって、

もちろん曇りの日もあって、

全部必要なんだと、受け止めています。

木や花や草や、育つためには、雨が必要ですものね。



危険なもの。


私にとって、結構危険なものは、

音楽です。


特に要注意で、危険なのは、生のオーケストラ。


なんでしょう、あれは。


もう、完全に、私のコントロールを離れて、自動的に裸の心みたいにされて、

涙がぼろぼろと勝手に出てきてしまいます。


なんでしょう、あれは。


様々な音色を出す楽器が、

なんて言うのでしょう…

「調和」、していて、

そうしてひとつの音楽を創っていて。

たぶん、それが猛烈に私の心に響くのでしょう。

その時だけの、奇跡、みたいなのが。

それぞれの奏者の感覚と、気持ちと、技術と、すべてが合わさって、ひとつの音となります。

その奇跡みたいなものに、心が震えるのでしょうか。


初めてこれを体験したのは、

大学の卒業式の時でした。


ひんやりとした講堂で。


オーケストラの音楽が不意打ちに聴こえてきて。


(おー、やめてやめて。)


勝手に、心のブロックみたいなのがぼっかーーんと外れてしまって、

ひとりで周りから浮くくらい泣いていました。


(決して、卒業、というものに胸が熱くなったわけではないです。

あれは、完全に、音に、でした。)


今でも、何だか自動的に、

ブロックみたいなのが外れて、奥底に響いてしまう音楽?楽曲?があります。


そうすると、

やっぱり、どうしても、涙が出てきます。

そして、

普段は見え切れていない、掴み切れていない、奥深くからの自分の気持ちが表面に浮いてきます。


あー。私、見えていなかったけれど、

こういう悲しい気持ちを奥底に封じ込めていたのね、と

ある意味、感情の浄化みたいで

それはそれで、いいと思っています。


特定の音、音楽、楽曲は、

私にとって、ある種のスイッチのようです。


深いところへ繋がるスイッチ。



恐らく、必要な時に、そういう音を聴きたい、と思わせられているようです。


浄化してくださーい、とか、

昇華してくださーい、というような時に。


 もしくは。映画。

よくわからないけれど、これを見よう!と思わせて。

(よくわからないけれど、無性にこれを見たい、というか、見なさい、とコントロールされているような感覚と共に)


おいおいと私は泣いて、

あー、私を泣かせたかったんだなあ、と

遠く感じたりします。


とにかく。

深くに閉じ込めてしまった(無自覚に)感情を

昇華させるのに、

音楽やら映画はとっても有効です!


(私だけ?)


不思議だけれど、

泣くと、その後、さっぱりした気持ちになります。


きっと、感情の浄化です。


読んでくださってありがとうございます。